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人と地球に誠実な仕事 [シリーズ]

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株式会社クレコ・ラボ

「真に環境に良いものを世の中のニーズに合わせて提供する」を理念に、「クリエイティブ」と「エコ」という2つの強みを活かして、企業プロモーションやクリエイターのポータルサイトを運営している「クレコ・ラボ」。
代表取締役を務める興津世禄氏にお話を伺った。

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●株式会社クレコ・ラボについて
株式会社クレコ・ラボの「クレコ」は、「クリエイティブ」と「エコ」を掛け合わせたものである。
「クリエイティブ」は商品を訴求するための重要な要素であり、それを買ったときに得られる満足感を向上させ、「エコ」はブランド価値を高めるための要素となる。
そして、クレコ・ラボはこの2つの強みを活かし、企業プロモーションやクリエイターのポータルサイト「creco」を運営している。
企業プロモーションでは、CSR部・プロモーション部などに、エコを絡めた企画の立案、間伐材を使った名刺、パンフレットなどの紙制作物や箸などのノベルティの提案を行っている。素材にこだわることで他社との差別化を行い、消費者の目に触れることで企業のイメージアップにつなげていこうという考えだ。
クリエイターのポータルサイト「creco」は、個人で活躍しているクリエイターが登録することが、自身の作品PRの場として、また、クリエイター同士のコミュニティの場として、活用することができるウェブサイトである。
クリエイターは「creco」に登録することで、普段営業できない企業との仕事の機会を得ることができ、
また、企業にとっては、低コストで抑えたい仕事や、単品で発注したい仕事を依頼することが可能となる。

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Crecoのトップ画面


●興津氏へインタビュー

Q.ご自身のキャリアと事業化に至った理由を教えてください。

A.大学では、廃棄物支援について学んでいました。前職では、カーボンオフセット事業の責任者として、事業の立ち上げ、及び運営に従事していました。そのような中、日本に眠っている資源「森林資源」に着目しました。活用されていない国産材が流通する「しくみ」を作ることで、国産材の自給率をあげたい、そしてそれにより国力をあげたいと考え、それらに特化した仕事をしていきたいと思ったことが、事業化に至った理由です。

Q. 「クリエイティブ(デザイン)」に着目した理由と「creco」を立ち上げた経緯を教えてください。

A.環境分野では、デザインが活用されていません。商品の訴求力となるデザインは必要不可欠のもので、強化していく必要があると思いました。
また、知り合いにフリーランスのデザイナーがいて、そういった方たちが営業活動をしようとしても、企業とのツテがないという現状を知り、彼らが仕事を取るしくみが作れないかと思っていました。一方で、企業は対個人への発注が難しい現状があるため、デザイナーが集結し団体として存在すれば、両者の問題点を改善できるという思いから、「creco」を立ち上げました。

Q. 事業性と社会性の両立をどのように行っているか教えてください。

A. 個人的には、社会性という大層なことはあまり意識していないです。 まずは会社の理念と自分のモチベーションに従ってお金を稼いでいくことをやっていくだけですね。
ただ、どんな企業であれ、今後は社会的に受け入れられないことをやっていては、持続的に事業を行っていくことはできないと思っています。そういう意味では、事業を進めていく中で社会性という観点は無視できないですし、われわれが提案するクライアント先も、プロモーションなり商品を販売したりする際には、何らか社会性を意識した取り組みにしないといけなくなり、そこにわれわれの出番があると思っています。

Q. 今後考えておられる事業展開を教えてください。

A.デザインの力を活かして魅力的な商品を作り、一般の消費者に、まずはデザインの良さで興味を持ってもらい、あとから「これってエコだったんだ」と気づいてもらう、という流れを作りたいです。
市場としては、ホテルやブライダル関係、店舗などのルートへ広げていきたいと考えています。例えば、旅先で泊まったホテルに「エコ棚」のようなものがあって、そこで、地域に関連したエコグッズが売っている。そして商品が売れることで、ホテルのイメージアップにつながり、一般消費者にも訴求力を持っていく・・・。といったモデルを考えています。このような事業を通じて、消費者に、環境について考えてもらうきっかけを作っていきたいと考えています。
「creco」に関しては、環境に対して強い思いを持ったクリエイターを増やして、他社との差別化を計りたいと思っています。

●インタビューを受けての感想

興津氏へのインタビューを通じ、事業化に至った理由でもある「国産材の自給率をあげたい、国力をあげたい」という信念を強く感じた。
また、「creco」の取り組みは、クリエイター、企業、両社側の問題点を解決し、win-winの関係を構築することができる、素晴らしい仕組みであることを実感した。
クレコ・ラボの活動を通して、消費者が環境問題について考えるきっかけが増えること、また環境に強いデザイナーが数多く輩出されることに期待したい。

取材/執筆:(株)ソシオ エンジン・アソシエイツ 竹永絵里

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